燃える氷 ocean bottom resources 2003 7 28
燃える氷(ocean bottom resources)
経済産業省では、メタンが深海でシャーベット状に固まった、
「メタンハイドレート」の本格的な調査を始める。
日本の周辺海域には、
国内の天然ガス消費量の約100年分に相当する、
7兆立方メートルのメタンハイドレートがあると推定される。
また、海洋科学技術センターは、水深1000〜10000メートルの、
深海の海底に生息する細菌から、
食品や化粧品の材料を育成するのに役立つ新種の酵素を発見した。
深海の海底には、有用細菌が多く眠っているとされます。
この有用細菌を利用して、新薬の開発が可能です。
今まで、海洋資源の利用を考えてこなかったのが残念です。
バブル経済の時に、余るほどの資金があったので、
この時、大規模な海底資源の開発をすべきでした。
さらに、重水素、三重水素の活用を考えるべきです。
重水素、三重水素が、エネルギーとして利用できます。
重水素、三重水素が、21世紀のエネルギーとなる可能性があります。
重水素というと、核融合を連想しますが、
別の利用方法があると思います。
海洋資源の利用により、資源小国の日本が、資源大国の日本への転換点となります。
「資源大国」兼「技術立国」の日本への転機となるでしょう。
病院で無線LAN(hospital wireless LAN)
アメリカの病院で、無線LANの利用が広がっている。
いつでもどこでも、無線LANによって、必要な患者情報が取り出せる。
病院は、IT化の遅れている分野のひとつです。
今後は、「病院のIT化」も進んでいくでしょう。
患者のカルテは、ひとつしかありません。
だから、医者が、カルテを見ていると、
看護師や薬剤師は、医者がカルテを見終わるまで、待つことになります。
また、病室で、医師や看護師が、詳しい患者情報やデータを見たい時は、
ナースセンターまで、取りに行く必要があります。
外来では、事務職員が、カルテ庫に、外来患者のカルテを探しに行きます。
場合によっては、倉庫の片隅から、
レントゲン写真やMRIの画像を探します。
外来が終わったら、カルテ庫に返しに行きます。
外来患者が数百人もいる病院では、これは重労働でしょう。
まるで、機械化されていない農業と同じです。
これでは、能率が悪いです。
病院は、20年前と現在と、ほとんど変っていません。
農業と同じで、相変わらず、人海戦術です。
そこで、カルテの内容を、病院内に設置したサーバーに移管し、
カルテを見たい者は、無線LANによって、サーバーにアクセスする。
こうすれば、カルテを管理する事務職員は不要になりますし、
ひとつのカルテを、同時に、多くの職員が見ることができます。
また、医師や看護師が、いつも、ノートパソコンかPDAを持ち歩けば、
いつでも、どこでも患者情報を見られます。
将来的には、レントゲン写真やMRIの画像をサーバーに入れておけば、
無線LANによって、ノートパソコンで画像が見られます。
「病院のIT化」を推進しないと、
病院は、いつまで経っても、非効率な組織です。
投資環境(investment environment)
投資環境を判断する上で、
「平和と秩序」は、重要な判断基準となります。
こういう点で、問題になるのは、
最近では、フィリピン、ミャンマー、イスラエルでしょう。
将来的には、イラクも問題になるでしょう。
人民元と円
人民元については、対ドル相場の変動幅は、極めて小さく、固定相場制に近い。
最近の円相場も、週足チャートを見ると、やや固定相場制に近いかもしれない。
5月19日の115.10円を例外とすれば、
今年の1月から現在まで、120円から117円のゾーンでしょうか。
しかし、単純に、円安とか、円高とは、言えない。
問題は、アメリカの債券相場を考えながら、議論しないと、見当外れになる。
この相場が当分、続くのでしょうが、
問題は、このようなチャートの形の場合、
過去の経験則からすると、大きなエネルギーが貯まっている形であり、
120円から115円のゾーンを、上か、下か、どちらかに抜けた時、
相場が大きく変動することになります。
いずれにせよ、円相場は、目が離せません。
為替リスクについては、十分な注意が必要です。
光ファイバーの発展(optical fiber and CATV)
インターネットのニュースで、
今後は、CATVの将来として、
インターネットとTV放送を1本の光ファイバーで家庭に届ける「光波長多重」技術が、
主役の座を獲得するだろうというニュースがありました。